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この学校には、どこにでもある七不思議がある。
いたって普通で、階段の数が変わるとか根も葉もない噂程度でしかない。
しかし、1つだけ絶対に試してはならない七不思議がある。
それは
夜の学校には、絶対に入ってはならない。
入ったら、首に‘赤い首輪’をつけられ、12時間後に死ぬと言われている。
‘赤い首輪’が何なのか、本当に死ぬのか、誰も知らない。
しかし、誰も試そうとはしない。
何故なら、その話を少しでもすればすぐに教師や保護者に叱られるからだ。
なぜそこまで起こるのかは、誰も教えてはくれない。
そして、この話をしないことはいつしか、後輩に受け継がれる伝統のようになった。
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