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「ゴールだし!」
あまりの剛球を食らいモンスターは後ろによろけ、重心が崩れた。
Next!
by RINO
白いショルダーキーボード(ギターのように肩に提げるキーボード)を持ったりのが背後にいた。
今の攻撃を受けて背中から倒れてくるモンスターへ魂を込めるかのようにその背後から単音で音色を響かせた。
ポロン…♪
…………ブワッ!!!!!
音の振動は衝撃波に変わり、空気を伝ってモンスターの後頭部に響いた。
この衝撃で、モンスターは倒れることもできず元に戻り直立した。
最後にりのが三つの和音を弾いてみせた。
ジャジャジャーーー…ン…♪
モンスターは爆風のような衝撃を背後から喰らい、とうとう足が地から離れ前のめりに吹き飛ばされた。
Next!
by AMASAN
モンスターの正面にいたあまさんは、少し離れたところからマッチで小さな火を起こした。
そのマッチを真上に高く投げて、歪に手を合わせ、何かをブツブツと唱える。
「………出でよ、ヒノトリ!」
すると、投げて未だ空中にあるマッチの火からシュルシュルと新しい炎が出てきて、それは空気中に消えることなく膨張し美しい鳥の形に変化した。
うつ伏せにのびていたモンスターが立ち上がった所で
ヒノトリは綺麗に炎の尾を引いて真っ直ぐにモンスターめがけて飛んで行った。
モンスターはというと、その後ヒノトリが全身をグルグルと回り、巻き付いてきたが、細い火だったので軽い焦げができただけだった。
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