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長い道のりをこえ、漸く王都へ到着しました
特に語ることもありませんが……ポチの神罰回数が二桁になったのは呆れてしまいました
ギル「えーと、まずは神父様の屋敷にいきますか」
ポチの後に続いて馬車は進みます
何故でしょう?
街の人々がこちらを見ているようです
荷台にいるからはっきりとはわかりませんが……
視線を感じますね
ポチと……ロアに集中しています
耳を澄ませてみると…
「あの白馬は……」
「まさか!」
「副将軍様が連れているということは…」
「将軍様の………」
成る程
ロアは将軍の愛馬でしたね
有名なのでしょう
「なら、あの荷台は…」
「浮いてるぞ!!重力魔法!?」
「ま、まさか!!」
「「「「「将軍様が見つかったぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」」
…………少し、ニュアンスというか
喜ばれている気配がないのですが…
以前の私はいったい………
「らしゅー?」
おや、幼児に心配されてしまいました
私もまだまだですね
ラス「なんでもありませんよ」
微笑むと、幼児も笑顔になります
ですが大丈夫
既に耐性がつきましたので赤い忠誠心を撒き散らすことはありません
ただ……上目遣いとのコンボは無理です
ラス「ブフッ!!」
アキ「はい、ティッシュ」
既に慣れたアキ君がすかさずティッシュを渡してくれました
いい執事になりそうですねぇ
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