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「とーさま!!」
タタタッと走り、私に飛び付いてきた息子
あぁ、私は幸せです
ラス「心配かけましたね……すみません…」
「ん…とーさま…生きてる…信じてた」
つっー
ギル「鼻血!!」
おっと!?
ササッと鼻血を拭き取り、息子の頭を撫でます
ラス「……実に申し上げにくいのですが……私、記憶喪失でして……」
「記憶喪失……?忘れちゃった…の?」
ラス「はい…」
「………とーさま…僕、チビって…呼んでた」
私は無言でポチを見ます
ギル「あー……俺らは止めたんですけどね……本名っす、チビ・ゼロ」
私というやつはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
「……ダメ?……とーさま…つけた……僕、好き」
ラス「貴方が天使ですか!!」
思わず息子を抱きしめました
「らしゅー…」
あ
ラス「貴方も来なさい………チビ、貴方の弟になる子です……身寄りがないので私が引き取りました」
チビ「おとーと……可愛い…名前は?」
え?えーと…
ラス「リルです」
フェンリルに助けられた子ですからね
「リルー?リルー!」
チビ「えへへ…おにーちゃん」
リル「にー!」
二人の笑顔に………
ブフワァ!!
「「「神父ー!」」」
チビ「とーさま!!」
リル「らしゅぅぅっ!!」
ラス「神よ……今、向かいます…」
ギル「神父はよどっか連れてけー!鼻血で死ぬぞ!!」
幸せです
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