この神父、到着

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結界を解くと、ポチが耳か耳がとうるさくて仕方ありません 王様の前ですし、魔法は自重して ラス「ポチ、うるさいですよ」 蹴ります ギル「あぼぁっ!?」 床にべしゃっと倒れたポチ、耳を押さえていたので受け身が取れなかったのですね ラス「不様ですね、ポチ」 チビ「ぶー…ざまー…」 リル「じゃまー!」 あぁ可愛い!!ポチグッジョブですよ!もっと不様になりなさい! ギル「なにすんですか!」 ラス「うるさいと…………聞こえませんでしたか?」 ニッコリ微笑んで問いかけると、直ぐに土下座したポチ ギル「申し訳ありませんでした」 教育の賜物ですね 「ほ、本当にラスティ・ゼロなのか…?」 おや? ラス「はい、私がラスティ・ゼロです」 ギル「説明は俺からさせていただきます」 キリッとした表情を作って復活したポチ そうしていれば立派な副将軍に見えるのですから、不思議ですねぇ 「なんと……記憶喪失………」 どうやら説明を終えたみたいです ギル「はい、しかし実力は以前より上がっていますし、こちらで仕事をしつつ生活したほうが記憶が戻りやすくなるかと…」 ラス「待ちなさい、私は神父ですよ?何故将軍なんかにならないといけないのです?守るべきは子供!一にも二にも子供です、大人の…しかもこんなおっさんを守るなんてやる気が起きません、嫌です!私は神と幼児に愛を誓った神父なのですから!」 チビ「ふぉー……とーさま、かっくいー!」 褒められましたよ!
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