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ポチに着いていくと、何やら訓練所に併設された馬鹿高い建物につきました
ギル「この建物は、将軍が創造魔法で作った建物で、最上階に将軍の部屋と…………俺の部屋があります」
何故ポチは自分の部屋というところで涙ぐんだのでしょう?
ラス「他には無いのですか?」
これだけの建物ですからね
ギル「後は俺が頼みに頼んで武器庫と風呂場と脱衣所を作ってもらいました」
チビ「……だけ?」
ギル「だけ」
なんて無駄なことを…
ギル「本来、誰よりも高い場所で愚民共を見下ろしながら仕事したいという願望から建てられたものなんで…」
はぁ…
ラス「あとで色々改造することにします、さっさと部屋に案内してください」
ギル「転移陣がありますんで……こっちです」
ポチに続いて転移陣で部屋に入りました
………
ラス「こんなに広いのに机だけですか?」
何もない部屋にポツンと机だけが置いてあります
ギル「あぁ…机にある球体に触って魔力を流してください」
言われた通りにすると
壁には剣や盾が飾られ、ソファーと机の応接セット、趣味のいいカーペットが敷かれ、色とりどりの花が生けられた花瓶、観葉植物たち、そして……
薄い板で作られた粗末な三メートル四方の箱に扉が付いたものが現れました
扉にはポチと雑に書かれているので、これがポチの部屋なのでしょう
チビ「ふぉー…」
リル「おー!!」
っ、ティッシュの箱を大量に在庫として置いておかなければ!
絵本やオモチャも追加ですよ!
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