1 再会

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相変わらず眠い目を擦り、あくびをしながら学校に向かって歩く。 「なぁ俊」 隣を歩く智は朝からすごく調子が良いらしく、やたらと話しかけてくる。 「なんだよ」 「3年ってさクラス替えあんのかな?」 「んー。毎年やってないだろ。だからないでしょ」 「だよなー…今年は平和に暮らせると思ったのに」 さっきまでとは打って変わって、 明らかにテンションが下がっていた。 「クラス替えしたかったのか?」 「そりゃおま「おっはよー!」 智が言いかけると後ろから 女の子が俺たちに向かって走ってくる。 「なんだよ優子かよ。はよ」 「なんだって何よ?智もおはよー!」 何故か智は優子を無視してそのまま歩く。 「ちょっと!」 そう言って優子はおもいっきり 智の背中を平手で叩いた。 「イッタ!!!何すんだよ!!!」 「何で無視すんの?」 「お前のテンションに朝から付き合えないって」 「朝は元気ないと!」 「はいはい」 とまぁ、 朝から物凄く元気な優子を加えて 学校に向かう。 ―――――――――――――――――― それから数分して、ようやく学校に着いた。 教室に入るなり、俺たちは見事にハモって「疲れたー」と言ったため、何人かに笑われた。 そんなことはお構い無く、早速自分の席に座って寝る体制をとっていると。 「ねー俊」 「早速来たか…」 席にバッグを置いた優子が俺の席にやって来た。 「今日の放課後久しぶりにファミレス行かない?智と3人で」 「俺は良いけど、智どーする?」 後ろを振り返り、斜め後ろに座っている智に聞く。 「んー。俊がドリバーおごってくれるなら行く」
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