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掃除当番じゃなかった俺と智は、2人が、来るまで何をするか話し合っていた。
「なぁ、どーする?」
「どーするって、待ってなきゃ優子がうるさいだろ」
「確かに…でも他に人いないから暇じゃね?」
淳子たちが教室を出ていってから、他のみんなも掃除箇所に行ったり、帰ったりして教室に残ってるのは俺と智の2人だけだった。
「ここにいてもなぁ」
「とりあえず、校門まで行ってよーぜ?もしかしたら、ちょうどよくなるかも」
「そうだな。じゃあ…」
掃除当番が綺麗にした黒板に伝言を残して、俺たちは校門に向かった。
――――――――――――――――――
その頃、私と優子は。
「ったくー。よりによって、何でアイツに捕まるかなー」
「あれはないねー…」
「そうだよね!終わりかけてたのに、あれもやれこれもやれってさー。こっちは急いでるのに」
私たちは、掃除を終えて戻ろうとすると、掃除箇所の先生からいろいろと頼まれて終わる時間が遅くなってしまった。
「あ、そーだ!2人とも待ってるんじゃない?」
「そーだね。ちょっと急ごっか」
私たちは、教室に向かって走り出した。
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