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「おはよー」
私、稗田優妃
高校2年生です
「ん…おはよ…」
この眠そうな感じの子は、私の幼なじみの"瀬名龍斗"
「龍斗ー、髪の毛ボサボサだよ?ほらっ」
髪の毛をとかしてあげると
「うっせーな、母ちゃんかよ…お前は。」
「もう!少しは感謝しなさいよね!」
周りからしたら、バカみたいな言い合い。
これが私達の日課のようなモノだった
―時間が過ぎ、部活―
「優妃。部活行こ?」
「あ、うん。」
私は剣道部に入っている
龍斗も同じ部活だ
「ねぇねぇ、知ってる?」
ニヤニヤしながら、同じ部活の百那が言った
「何が?」
「今日、男子剣道部に新しい人が入るんだって!しかも、イケメンらしいよ」
「初めて知った…先輩?」
「うん!」
私も百那もイケメン好きなので、その人の話で盛り上がっていた
剣道部は人数が少ないため、男女一緒に稽古をしている
部室につくと急いで胴着に着替え、体育館へ向かった
「今日は新しく入る子を紹介する。」
入ってこい、と先生に招かれて来たのは
モデルをやっていそうで、綺麗な顔立ちをした人。
名前は"佐野怜"
これが私と怜先輩との出会い。
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