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「ふむふむ…なるほど…」
「何か分かったのか?」
「さっぱりわからん、謎の塊じゃ」
なんだ、折角この異常性能が分かるかと思ったのに
「まぁいいか…で、レティシアニス…長いな…よし、レティ、これからどうするんだ?」
「何故初対面のお主に愛称で呼ばれなければならんのじゃ?可愛いから許すが」
「そりゃ結構、別に理由なんて良いだろ?俺が呼びたいからそう呼ぶんだ」
「まるで自分を中心に世界が回ってるかのような物言いじゃな」
「少なくとも俺の人生の主人公は俺だ」
そう言うとレティはクスクスと笑い俺に近付いてきた
「確かにそうじゃな、なら妾もお主の事をカイトと呼ばせてもらおうかの」
そういやこっちの世界って名字と名前入れ替わんのか?
「レティ、一応言っておくが名字がイザヨイで名前がカイトだからな?」
「分かっておるよ、知り合いにカイトのような奴等がいるのでな」
俺みたいな奴等?それはどういう事だ?
「それは俺みたいな名前の奴がいるって事か?それとも俺みたいな化け物がいるって事か?」
レティの返答は俺の考える最高の返答だった
「どっちもじゃよ、お主みたいな化け物がお主のような名前をしておるのじゃ」
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