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「適当にその辺ブラついたら風の向くまま気の向くままに旅をする予定だった」
「ふむ…妾と同じじゃの、妾も旅をしておる。どうじゃ?どうせなら共に行かぬか?」
「こんなケダモノと一緒に旅なんて危なっかしいなオイ、襲われても知らねぇぜ?」
俺がそう言うとレティはニヤッと笑って
「安心せい、異種での交尾でも吸血鬼は子を宿すことが出来るからの。責任を取れるのなら存分に襲うがよい」
「何を安心知ろってんだよ…そっちこそ安心しろ、俺も初対面の奴を襲う程節操無しじゃない」
流石にそこまで女に飢えてる訳じゃあない
かと言って男に興味がある訳でもないがね
「どうかの…ほれ」
レティは破れたワンピースを捲ると中を見せてきた
「おっと…うら若き少女がそんなことをするもんじゃないぜ?」
まぁ見たりはしないけど。とりあえず後ろに回り込み制服の上を羽織らせる
大きさが違うから俺の上だけで膝下まで隠れる。とりあえずこれを着させておこう
「おろ?いつの間に回り込まれたか分からんかったぞ」
「今回り込んで、今着せたんだよ。少し無防備過ぎるぜ?俺はともかく、さっきも言った通り見て呉れで襲ってくる奴もいるんだからな」
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