さぁ、退屈な日々におさらばだ

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「あぁ~暇だ暇だ…退屈で死にそうだ」 俺…十六夜戒斗(いざよい・かいと)は今川原で寝そべってる 学校?んなもんサボるに決まってるさ 理由は幾つかあるが…まず第一に暇だからだ。行こうが行くまいが関係無い まぁこんなこと言ってる俺だが1年前まではここまで不良してなかったんだけどさ 「はぁ…高校に行けば少しは面白いかと思ったら…てんで検討違いだったぜ」 口うるせぇ教師にバカなクラスメイト共…中学となんにも変わんねぇ 「よっと…」 俺はヘッドフォンを耳から外し、その辺に落ちてた石を川に向かってぶん投げる すると… バサァァァァァァァァァ 「ん~今日はなんとなく調子良いかな?」 拳位の大きさの石は音速を越える速さで川に衝突、巨大な水飛沫を作り上げた そう、これが俺の学校にいかない理由のうち一つ…アホみたいに高い身体能力 見ての通り石を投げれば地面を抉り、ジャンプすれば10階建てのビル位なら楽に飛び越せる おかげで喧嘩じゃ敵なしだしバイトにも役立ってるし良いことずくめさ 「ま…その代わり友達なんて物はねぇけどな」 そりゃもう散々な事を言われたよ。化け物だの悪魔だのな
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