尺稼ぎという名の人物紹介

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備考 幼い頃カノとセトが住んでいた村に紛れ込んだ魔物、それを追い払うが為に放った魔法は住んでいた村を焼いてしまう。その時の魔物に与えられた傷が二人の身体に付けられた大きな傷跡である。その時の事故で親も無くし、孤児院に預けられる。あまりのショックからその時の記憶が飛んでおり、詳しい事を思い出せない。唯一朧気に思い出せるのは炎の中で哄笑する人型の魔物の姿とその足元に居る二人の親だけである。 カノの性格はお調子者で、弄られキャラ。それは暗い過去を持つが故の精一杯の足掻きであり、明るく振る舞う事でその事を忘れようとしている セトは逆に物静かで突っ込みに回ることが多い。昔の事と割り切ってはいるが、それでも記憶の中の魔物のへの恐怖は拭えないため、彼もまたその過去から逃げるように笑顔で振る舞う 「喜ぶべき普通の人間……なのじゃが……」 「語られてもない過去設定がムダに重いな。過去の話は一応書くみたいだけどな」 「設定だけとか作っておいてポイとかやってはならん行為じゃからな」 「だな。さてレティ、質問は?」 「特に無いのじゃが……強いて言うなら何故二人一纏めにしたのじゃ?」 「似たような事しか書かないからな。基本二人で動くがコイツらのデフォだ。だから紹介も一纏めにした」 「その理屈で行くと気狂い夫妻もじゃが?」 「あんな面倒な設定の塊を一纏めにしろとかお前鬼か」 「……じゃったな。後妾は鬼じゃなくて吸血鬼じゃ」 「知ってる。そんじゃ次いくぞ。まだまだ後はつかえてんだからな」
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