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「お~速決だね~一応聞くけど前の世界に未練とかは?」
「一切無い!あんな退屈な世界なんざこっちから願い下げだ」
異世界がどんな所か知らねぇけど…絶対に今の世界よりは楽しい筈だ!
「良い答えだ、じゃあ君に餞別って訳じゃあ無いけど特別にある程度の願いは叶えてあげるよ」
「それってどんなのでもありか?」
「僕が出来る範囲でなら」
ま、そんな無茶な願いはしねぇけど
「じゃあ質問だ…その世界ってのは面白いか?退屈な世界なら御免だぜ?」
「大丈夫、絶対に君を退屈させないと思うよ?」
そりゃあ良いね、最高だ
「じゃあもう良い。さっさと俺を異世界に飛ばせ」
「えっ!?そんだけ?もっと他に願い事とかは無いの?」
「無いな、まったく無い」
正直退屈しないならなんでも良い
「それより俺はどんな世界に行くんだ?」
退屈させないって断言するくらいなんだからきっと良い感じに刺激に溢れた世界なんだろうな…考えただけでもゾクゾクする
「はぁ…君みたいな欲の無い人間は初めて見るよ…」
「いんや、欲ならあるぞ?未知の世界を知りたいって欲がな」
神はあはは…と苦笑すると俺から少し離れた
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