第一章~始まりの村

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「あの…ミカゲさん」 「どうした?」 「やっぱり教えてもらってもいいですか?ミカゲさんがどこから来たのかを」 「気になるのか?」 「はい。何だかミカゲさん、他の世界から来たみたいにこの世界のことを知らないみたいなので…」 鋭いな…まさにその通りだ 「…わかった。だが、今から話すことは嘘かもしれないし本当かもしれない…その程度で聞いてくれ」 「はい」 俺がどこから来て、何をしてきたのか… 実験の事故が原因なのは言ったが、それをどこで行ったのかまでは言わなかった 流石に月の都のことは言わなかった 胡散臭いだけでなく、地上以上に機密事項だったからだ まぁ、教えたところで簡単には行けないだろうけどさ
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