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「何かお話しできない事情があるのでしたら、無理にとは言いませんけど…」
「別にそういうわけじゃない。ただ、良く言って夢物語、悪く言って妄言癖に聞こえそうだったからさ」
「?」
少女はわけがわからないという感じで首を傾げた
まぁ、そうなるだろうな
「ところで、この辺りに村か町はあるかな?」
何にせよ、まずは情報収集からだ
「ありますよ。私はそこに住んでいますから」
「なら、案内してもらってもいいかな?」
「はい!えっと、その…私はユニス…ユニス・ルクレールといいます。お名前、聞いてもいいですか?」
「俺かい?俺は…」
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