第一章~始まりの村

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―プルミエ― 「…あれ?」 「どうした?」 「いつもなら門番がいるんですけど…」 「交代の時間じゃないのか?」 「いえ、それでも誰かはいるはずなんです。何かあったのかな…私、ちょっと中を見てきます!」 「なら、俺はここにいよう。部外者はまだ入らん方がいいだろう」 「大丈夫ですよ。私を助けてくれましたし」 「短時間とはいえ誰もいないってわけにはいかん。いいから行ってきな」 「そうですか?ではすぐ戻ってきます!」 ユニスは俺に一礼をすると、村の中へと走っていった それにしても、さっきの連中の服が同じだったな… その手の奴等はあんな少人数で終わりはしない だとすると、どこかに仲間が… 「…漫画や小説の見すぎだな」 だがまぁ、用心するに越したことはないか
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