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「お待たせしました!」
「彼がそうかい?」
数分後、ユニスは簡単な鉄の鎧を身に付け、トゥハンド…バスターソードか?を帯刀している青年を連れて戻ってきた
なるほど、門番か
「ユニスが世話になったようだね」
「いや、あの程度なら何ともない」
「はは、君は強いな。僕はエクトル・タレイラン、よろしく」
「俺は三影 龍介だ。よろしく」
俺はエクトルが握手を求めて差し出した手を…
握ると同時にエクトルは腕相撲の様に腕を倒してきた
負けじと抵抗すると、勢い余って側転させてしまう
「ミカゲさん!今の何ですか!?エクトルの体が横にクルって!」
「武術の一つ、かな?」
実際は術なんて使ってないけど
「うん、君になら頼めそうだ」
「何をだ?」
「まずは村の中に入ってくれ。話はそれからだ」
「…わかった」
結局門には誰もいなくなるのか
俺がここにいた意味はあったのか?
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