第一章~始まりの村

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「お待たせしました!」 「彼がそうかい?」 数分後、ユニスは簡単な鉄の鎧を身に付け、トゥハンド…バスターソードか?を帯刀している青年を連れて戻ってきた なるほど、門番か 「ユニスが世話になったようだね」 「いや、あの程度なら何ともない」 「はは、君は強いな。僕はエクトル・タレイラン、よろしく」 「俺は三影 龍介だ。よろしく」 俺はエクトルが握手を求めて差し出した手を… 握ると同時にエクトルは腕相撲の様に腕を倒してきた 負けじと抵抗すると、勢い余って側転させてしまう 「ミカゲさん!今の何ですか!?エクトルの体が横にクルって!」 「武術の一つ、かな?」 実際は術なんて使ってないけど 「うん、君になら頼めそうだ」 「何をだ?」 「まずは村の中に入ってくれ。話はそれからだ」 「…わかった」 結局門には誰もいなくなるのか 俺がここにいた意味はあったのか?
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