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ジリリリリリ!!! けたたましい目覚まし音が響く。 Oh... マミー、僕はまだ眠たいよ…。 俺が布団を更に深く被って、再び眠りに就こうとしたところ、俺の天の羽衣が剥ぎ取られた。 寒気に晒される可哀想な俺。 寒さに震えながら確信犯を睨みつけてやった。 「おはよ、ケイちゃん」 確信犯、もとい同室者の上野忠邦(うえの ただくに)は俺の睨みつける攻撃を物ともせず、朗らかに笑うと俺の顔面に制服を投げつけた。 「うごふっ!?」 「ほら、早く着替えろよ。遅刻するぞ?」 窓から差し込む朝日に照らされながら笑う奴は思わず息を飲むほどイケメンだった。 「クニちゃん、着替えさせて~?」 俺が身体をくねらせながら甘ったるい声でゴネると、垢ら様にクニちゃんは眉間に皺を寄せた。 「……い」 「嘘です冗談ですごぺんなさい!w」 クニちゃんがキレる直前に俺はすかさずスライディング土下座を披露したwww 「……はぁ。もういいからさっさと着替えろよ」 クニちゃんはそう言い残すと俺の部屋から退出した。 むふふwww クニちゃんは相変わらず俺に甘いのうwww 俺はニタニタしながら制服に衣装チェンジするのだった。 ……プリキ○アたちみたいに服が勝手に変わってくれるようになんねーかなと、毎日着替える度に思う新田啓二、16歳www
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