サンタクロースのお仕事

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「ほら、敵さん俺達に殺気剥き出しで来たぞー!」 「うるさい!言われなくとも見りゃ分かるわよ!」 男に言われて女が魔物に向けて発砲する 女が発砲した銃弾は3体のうち2体に当たり1体は頭、もう1体は心臓を貫いて雪になる 「うーん…かなり甘く見積もっても65点だな こうゆうケースはもっと相手は引き付けて狙い……撃つ!!」 男が発砲した一発の銃弾は襲い掛かって来た最後の1体の魔物の眉間に当たり頭を貫く 「お見事、射撃だけは他のサンタより凄いわね でもアレはどうするのかしら?」 女が拳銃を男に返してソリを運ぶ魔物を指差す 「任せろ、お前はソリを頼むぞ!」 女と離れて女から受け取った拳銃の弾数を確認してからソリを運ぶ魔物に接近する男 「右は9発…左は8発」 接近しながら左右の拳銃の弾数を呟くする男 魔物に十分接近してから魔物に向けて両手に持つ拳銃を発砲する男 男の発砲した銃弾は全て魔物の身体に命中するが雪に変わらない魔物 「はぁ?そんなの有りかよ!?」 雪に変わらない魔物を追い越しながら驚く男 男に気を取られた魔物のスキを狙ってプレゼントが積まれたソリを奪い返す女 「後は任せたわよ!!」 「任せな!」 ソリを引く女に魔物を引き付けながら答える男 「アイツを倒すとなると……右は5発、左は3発」 〔考えろ…考えろ… 1番の最善の策を…考えろ…考えるんだ……〕 上空に向かいながら魔物を引き付けて眼を閉じ、策を考え始める男 「よし…それしかねぇな… だとするともっと高い所からだ…」 成層圏まで到達するとそこから地上に向けてブースターの限界速度で落下する男を追い掛ける魔物 「こい、こい…… もっと速くそのまま俺についてこい…」 落下したまま魔物に振り返り、銃弾の全てを魔物を狙って撃ち尽くす男 拳銃の発射速度と魔物が銃弾にぶつかった衝撃速度が重なり合い、銃弾が魔物の身体や頭を貫き、魔物が雪に変わる 「よっ…しっ…問題はこっからだ!!」 体勢を整えてブースターを逆噴射し、落下速度を緩めようとする男 「とまれ、とまれ、とまれ、とーまれーーー!!」 中々落下速度が落ちないのに焦り始めた男が両腕を広げて更に抵抗をつける 「ふぅーーーー……… 今のは…マジで焦ったぁ……」 無事に空中に留まった男が一安心してトナカイが引くソリに向かう
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