プロローグ?

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「暗くなってきたね。そろそろ帰ろっか。」 リンゴがつぶやいた。 皆は、コクリと頷いた。 それから、皆と別れて家に帰った。 私は、独り暮らしをしている。 数年前に両親を失った。 それっきり、私の心にはぽっかり穴が空いている。 そう、私には感情がない。 それに、人間が嫌いだ。 私自身も嫌いだ。 (なんで私なんかが生まれてきたんだろう…) 私は時々思う。 みんなの前では、偽りの自分を出している。 明るく、元気でみんなに好かれるタイプの子を。 でも、本当の私はこれと正反対だ。
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