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桂「止めなさい!紅子さんは貴女の姉ではないですか!?」
碧子は桂の話しを聞いた瞬間に手をふるふると震わせ唇を噛み締めていた。
それからは直ぐに顔を上げて桂を睨む碧子。
碧子「コイツは私の仲間を斬り殺したんだよ!だからコイツだけは絶対に許さねぇ!」
桂「止めろ!!」
今までの桂とは違いドスの効いた声で叫ぶが碧子は紅子を屋根から落とした。
紅子(嘘…………)
桂は精一杯紅子の手を取ろうとしたが届かず紅子はそのまま落ちる。
紅子(高杉さん………)
紅子は死ぬ覚悟を決めて目を瞑る。
――ゴチン!!
後頭部から何やら固い物に当たり余りにの痛さに目を開けて後頭部を抑える。
紅子「いってぇええええ!!!!」
碧子「あはは!!此処は一階建ての一軒家何で死なねぇよぷっぷ~!!」
紅子(さっきの泣けるシーン返せや!!本当にムカつく野郎だわアイツ!!)
紅子は立ち上がり見上げて碧子を睨みつけた。
紅子「私は母様の側に決めたからにゃ新撰組を絶対に潰してやるよ!」
碧子「潰してみろや!私も父様の側に付いたからには新撰組を死ぬまで守ってやんよ!そして攘夷志士を全滅させる!」
紅子と碧子は鋭い視線でお互いを睨み合う。
二人の空気がピリピリとして桂は息を飲んだ。
――ドッカーン!!
何者かがロケットランチャーを発射し碧子と桂が被害に合う。
碧子「土方ァアアア!テメーふざけんじゃねーぞ!!」
勢い良く碧子は吹っ飛び、桂は言うと紅子の隣に倒れていた。
土方「獲物を横取りするたァ頂けねぇなぁ」
ロケットランチャーを肩に担ぎ込む土方の姿に私は目を見開く。
土方「斎藤に団子奢ったらしいなお前…」
土方は紅子に話し掛けながら近付いて来た。
紅子は警戒しながらも土方の話しを傾ける。
土方「今回は見逃してやるよ…今回だけな」
そう言って土方は懐から煙草を出して吸い始める。
紅子は目の前に居る新撰組を殺したくて堪らないが紅子にはやらなきゃいけない事があるので桂を連れて急いで逃げた。
碧子「鬼の副長がそんな優しいだ何てみんな知ったら士気が下がるよ」
沖田「土方は馬鹿何だよ」
土方「オイ!俺ァ馬鹿じゃねーぞ!」
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