人の名前が中々覚えられないのは興味がないかただ覚える気がない

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パトカーから無理矢理降ろされ屯所の中を歩くと新撰組の隊士達が紅子の顔を見て驚く。 隊士壱「本当に碧子さんに似てるんですね」 隊士弐「似過ぎてスゲービックリした!」 土方と沖田に地下室らしき場所に連れて行かれそのまま牢屋に大人しく入る紅子。 土方「刀が無けりゃただの女だな」 沖田「いや女に見えませんよこれは…ガキに近いですよ」 紅子「沖田…オメェマジでぶっ殺してぇ気分」 手錠を掛けられたまま紅子は牢屋に入れられたものだから沖田を殴る事が出来ない。 紅子は手錠を掛けられたまま牢屋の鉄格子に体当たりする。 紅子「出せゴラァアアア!!」 何回も何回も鉄格子に体当たりする紅子。 土方「テメェを餌にすりゃ高杉も来るだろうな…くく」 紅子は高杉の事になると頭に血が上り冷静でいられなくなると土方は碧子から聞いた。 沖田「こんな奴の為に高杉の野郎は助けに来ませんよ」 沖田はニヤニヤと憎たらしい笑みを浮かばせながら紅子を軽蔑する。 紅子も知っていた。 自分の為に高杉は此処まで来る訳が無いと言う事を。 だって―― 沖田「高杉には愛人と奥さんが居ますから」
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