双子の鬼娘

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廃刀令にもなったにも関わらず未だに侍の魂を捨てずにいられない人が大勢居る。 それは攘夷志士 言わばテロリスト。 世の中を変えようと必死になる攘夷志士や昔のような時代に戻したいと必死になる攘夷志士達が沢山居た。 そして現在の京の街。 殆どがビルが建ち並び車などが出来て不便さが無くなった。 それから時代が進んだおかげなのか宇宙人や妖怪、異国の妖怪などが人と同じ暮らしをしている。 ――ピロピロリーン 桂「へい!いらっしゃい!」 ――バシッ 紅子「八百屋じゃねーんだよ!!」 長髪で細身のある男性の頭を叩いたのは背が小さく髪の短い少女だった。 店に入って来たのが派手な浅葱色の羽織りを着た少女。 碧子「チッ…沢庵ぐらい自分で買えや」 浅葱色の羽織りを着た少女とコンビニに働いてる少女がレジで同時に目が合った。 碧子「アレ?私の瞳の色って赤だっけ?髪も短いしこんな焼けた覚えないけど?」 紅子「何で私の瞳の色が青になってんだよ。しかも髪長いし、こんな色白じゃない」 ………………。 ……………。 碧子「御用改めである!!」 紅子「幕府の犬だ!!」 碧子が刀を抜いた瞬間に紅子は桂の腕を掴んで外に出た。 碧子「待てゴラァアア!!」 二人の後を追いながら碧子は携帯(スマヘ)を使って仲間に連絡をする。 碧子「奇兵隊の秋道紅子と桂小五郎を見付けたんだけど捕まえるのに沖田隊長手伝ってくれますか!?」 沖田『自分で捕まえて下さいよー』 碧子「一人で二人も捕まえられる訳ねぇだろ!!」 沖田『土方の菌移りましたね碧子』 碧子「話しをき『ブチッ』 ………………。 …………。 碧子「何で切るんだよ沖田隊長!!」 携帯に向かって怒鳴り込む碧子の姿を見た紅子は指を差して大笑いする。 紅子「大好きな沖田に見捨てられてやんの!ケケケ!」 紅子も普通の携帯を出して高杉に電話をする。 紅子「もしもし高杉さん!目の前に新撰組が居るんですけど!」 高杉『……………』 紅子「高杉さん聞いてますか!?」 高杉『…す……な』 紅子「え?聞こえないんですけど!?」 高杉『そんな事で一々電話するんじゃねーよ!俺ァ冬眠中何だ!ブチッ』 紅子「…………え?」 ……………。
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