人の名前が中々覚えられないのは興味がないかただ覚える気がない

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――ドッカーン!! 沖田は屯所の廊下をロケットランチャーで吹っ飛ばした。 その勢いで紅子も吹っ飛んでしまった。 物凄い音に土方が駆け付けて拳で沖田の頭を殴る。 ――ガンッ! 沖田「痛いですよ…」 土方「何が痛いだ!屯所内でロケランぶっ放してるんじゃねェよ!?どうすんの廊下!?」 屯所の廊下は破壊され、吹っ飛ばされた勢いで紅子は何処かに消えてしまったのだった。 沖田「どうするって土方さんが修理すれば良いじゃないですか?」 土方「何で俺!?ロケランぶっ放したテメェがやれよ!」 沖田「チッ…」 沖田は弾が無くなったロケランを庭に投げ捨ててから廊下を一歩一歩歩きながら他の隊士達に聞こえるように大きな声で何かを言う。 沖田「梅の花~」 土方「――!?」 土方の綺麗な眉毛がピクリと動く。 沖田「一輪咲い「やめろォオオオ!!」 急に大声を上げる土方に隊士達がざわめき始める。 土方は顔を引き攣りながら少し大きめな声で言う。 土方「しゅ、修理は俺がやるから…そ、総司は隊士達と一緒に秋道紅子を探せ…!」 沖田(ニヤリ) 沖田は憎たらしく笑みを浮かばせ土方を見下げる。 土方はその沖田の姿にワナワナと怒りか込み上げる。
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