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帰りの車の中
シュンさんは膝の上のプレゼントをギュッと抱き締めて
少し背中を曲げながら私の顔を見た
「……僕、一緒に寝ていいですか?////」
あっプレゼントの事だ……
「∑∑な…ナニ!!??そんなの許さないぞっ!!」
「∑∑あ・あまりにも急展開す・過ぎない!!??」
「「ダメダメ!!!!!!!」」
お兄ちゃんと久美は誤解して大声で叫んだ。
「違うよ?!寝るの…」
「∑∑あ’’~また言った!!
言ったよね??!!
久美ちゃん聞いた??!!」
「……聞いたわ裕二さん!!
……莉沙が危険よ
……こんなヒトだったなんて…シクシク」
‥‥‥‥‥‥
はははは
もう二人の誤解は暴走して止まりそうに無い………
「は…早く裕二さん!
そこの角でいいわ!!
狼から莉沙を守らなくては!!」
車は急停車し久美は素早く降りて
後部座席のドアを思いっ切り開け
シュンさんを引っ張り出した。
繋いでいた手を一回ギュッて握り締めてから指先が離れていった。
発進した車
後ろを振り返ると二人共笑顔で両手を振ってる。
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