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一体何だってんだ?初対面の人に向かってアドバイスだ予言だなんて…
魔法使いじゃあるまいし…
ちなみにこれは魔法が使える世界のジョークである。
イケメンだからってなんでも許されるわけじゃないぞ。
「おや?不満そうな顔してますね?大丈夫です、私にもあなたにも得があることですから」
いかにも私はなんでもしってますよと言わんばかりの表情。彼には余裕が見える。
ポケットに入っていた真っ黒な手袋をはめ、そう言った。
「早く言ってくれますか?流石に体が冷えてきたんですけど…」
俺は彼のそのキザな態度が気に食わなかったのか、吐き捨てるようにつぶやいた。
それに寒いというのは本当だ。ここまで走っては来たが、流石に結構な時間が経過したため、肌の露出している顔や耳などには刺さるように風が吹いてきて痛い。
そして彼はなんの躊躇いもなく驚愕のことを口にした。
「では、率直に言います。あなたは魔法学校へ進学することになります。」
俺は困惑の色を隠せずにいる…
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