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ガラガラガラ
文字だけ見ると、「うがい?」と勘違いしそうだがこの音は教室前方の扉が開かれた音だ。
そこにはしわくちゃの白衣を纏い、銀髪天然パーマでメガネをかけた、いかにもやる気なさそうな格好をした人がいた。
で、教卓の前にたった彼は
「ほーらー、お前ら席に着けー、チャイムがなっちゃいむってかー?こんな寒いギャグ言わせてんののお前らなんだぞー。先生にこれ以上恥さらさせるなー」
そう言った彼は胸のポケットに入ってたタバコのケースからタバコを取り出しそれに火をつけた。
「ふ~」
ふ~じゃないよね!?
あんた仮にも教師だぞ。立場わかってんのか?
教育委員会に訴えられても救いの手を差し伸べられんぞ!?
全員が席に着いたことを確認した彼は、吐き出す白い煙とともにこう続けた。
「このクラスの担任を務めることになった五十嵐迅(いがらしじん)だ。少なくとも一年間宜しくなー」
言葉通りあの人がここの担任の先生らしいです。
某週刊少年誌、銀○の万事屋侍を先生にしたらこんな感じなんだろうなーと思わせる格好と雰囲気を醸し(かもし)出した先生。
ボリボリと頭を掻きながら言うその様は、いかにもだるそうであったため、クラスの大半の生徒は軽く引いていた。
さらに彼はとんでもないことを言い放った
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