★...出会い

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「おい、うっせーぞー。ただの自己紹介だ。名前と出身中学…やっぱりいいや。名前と得意な魔法だけ言ってけ」 出身中学を聞こうとしなかったのは無理もない。 ここ椿山魔法高等学校は、日本の各地から人が集まるから言ったって分かりはしないだろうからその点を配慮した気配りだろう。 俺や遼もそうだしな。 まぁ、この先生の場合単にめんどくさいだけかもしれないがな。 それにしてもいきなり問題が突き当たった。 魔法か・・・ 魔法の使えない俺には、なんとも答えることはできない。 どうすればいいんだ…? って、いうか先生は知ってるのか?俺が魔法を使えないこと…。 必死にアイコンタクトを取ろうとするがなかなか目が合わない…。 やっと目があった!と思ったら頭には?のマークが浮かんでいたため、俺は一旦考えるのをやめた。 「んじゃー、相原から紹介頼むわ」 「うーっす、相原真琴っす...」
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