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俺たちが通う学校は椿山魔法高等学校(つばきやままほうこうとうがっこう)
通称はつばこう、地元の人は皆そう呼んでるらしい。
学校の名前の由来はここ、椿川町のシンボル的植物になっている椿からそのまんまきてるらしい。
町の名前も椿からとったみたい。
街全体は西側に山、東側に海、そのあいだに築かれたのがこの椿川町である。
比較的大きな町であり、電車やバス、新幹線なども通っており移動手段にはあまり困らないのだ。
学校は西側の山の麓(ふもと)にあり椿川に家がある人は自宅から通うらしいが、大体が遠くから来た人ばかりなので、寮生活が中心である。
俺もその中の一人だな。
学校側は無償で賃貸しているが、食費、光熱費、その他もろもろはもちろん自費負担である。
との、事だ。
先生は随時設定は増えていくからとかわけのわからないことも言っていたが、今は気にしないでおこう…。
「んじゃ、ホームルーム終わりー。あとは帰っていいぞー。」
先生の一言で終わった地獄の時間。
ホームルームの時間がこんなに嫌だったのは初めてだ。
で、俺は逃げるように教室を出て五十嵐先生を追うように職員室へ向かった。
教室を出る際、背中にはいくつもの鋭い視線が刺さったのは言うまでもない。
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