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俺はその見た目、独断と偏見でこの人の肝心な部分を見誤っていた…
実に恥ずべき行為…
我、この命貴殿のために尽くします。
「いや、何もそこまでしなくていいけどさ。」
「ちょっと、俺の心の声に反応しないでくださいよ。ベター過ぎて読者もドン引きですよ」
もう何もかも吹っ切れてメタフィクション発言に走る少年の目には迷いはなかった。
「でもおっかっしーなー、この学校さMagicaがないと入れないはずなんだよな…。」
……え?
Magicaがないと入れない?
あ、Magicaってのは冒頭でも説明した通り魔法を使うために必要なモノだ。
「受験した時、魔法試験みたいなのしなかったか?」
「いえ、してま…。いや…したかも?」
ここでもまた二つの記憶が蘇ってきた。
魔法の試験を受けた俺と、志望校に合格してゴロゴロしている俺。
駄目だ…。考えると頭がおかしくなりそうだ。
俺はここにくるまでの経緯を先生に話をしてみた。
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