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「んじゃ、なんだよ…」
「昨日…あの…あたしが…言わせるなああああああああああ」
俺は飛んだ。
言葉通り、宙を舞い後ろの壁に激突。
「アンタ殴るわよ!」
「殴ってんだけど!?」
おい、なんだこいつ非常識にも程があるだろ!?
まぁ、女子の力なんてたかが知れてて吹っ飛びはしたが痛くはなかった。
吹っ飛んだのに痛くなかったのは、ネタだと解釈してスルーして欲しい。
「お前さぁ…何事も口に出さないとわかんねーぞ?…あっ…」
俺は察した…
あぁ…。コイツも意外と可愛いところあるんだな。
「別に言わねえよ。お前が"転んだ"ことなんて」
「だから言うなああああああああああああああああ」
「グボヘァッ!!」
声にならない声を発した俺は再び宙に舞った。
「わかった!わかった言わない!」
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