★...出会い

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「ハッ…笑わせるわね…。あんな下等生物共と話す義理なんてないわ。」 彼女は一瞬何かをためらったが、蔑む(さげすむ)ような口調でそういった。 「んじゃ、二つ目、なんで俺と話すときはなんでこうも饒舌なんだ」 「それは・・・ッ!」 「なんだ?俺は下等生物共と一緒じゃないのか?昨日とか今日もそうだが、なんで他の奴とはカタコトで話してるんだ」 「ウッ…。」 「最後に、お前…友達いる?」 彼女にはその言葉だけで十分だった。 「バ、バカノミ蟲ィ!!!!!」 そう言って泣きながら去って行ってしまった。俺に一発殴りを入れて 今のは魂が籠ってて、痛かったぜ… でも、流石に言いすぎたな。 友達いない奴に友達いないっていうのって、太ってる奴にデブっていうのと同じだもんな…。 俺もちょっと反省… ってかノミ蟲ってなんだよ…もうちょっとましな悪口はなかったのか? 語彙の少なさは作者に引けを取らないんじゃないだろうか? 俺はそんなことを考えつつ教室へもどった。
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