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ぷくーとその赤い頬を膨らませる月島さん
「あぁ、ごめんごめん」
「あたしに謝ってどうするの!」
「ごめんって椎菜。あと、月華君もごめんね?」
そもそも俺はそのことに関してはあまり気にしてない。
月島さんの意見も尊重しつつこう続けた。
「俺は気にしてないよ。いっそ、綾崎さんみたいに言ってもらった方がいいよ。月島さんも心配してくれてありがとね」
「ほーら、全然気にすることないじゃん。あとうちの事呼ぶときは空でいいよ。苗字とか堅苦しいじゃん?」
「わかったよ、空」
こういう風に女子の名前を呼ぶのは恥ずかしい。
やれっていわれてやりたくないのはこういう心理なのかと、哲学的なことを考える高校一年の春。
「ごめんね、佐藤君?」
「いいって!ほんとに!」
彼女は本当に律儀なんだなー
そういえばこうやって二人を見ると、性格や見た目こそは相反するが、どちらも負けず劣らず美少女である
月島さんは髪は長く黒い、本当に和風美人って感じ。目も黒く、肌の色は白だが、ちゃんと日本人らしい礼儀もある!と思う。
一方、空。頭から見ていくと髪は金髪?いや、どちらかといえばミルクブラウン的な色をしている。目の色は藍色を薄くした感じ。顔立ちやプロモーションはモデルをやってました!って言われても納得がいく感じだ。
「うわぁ…何ジロジロみてんのぉ?月華くーん」
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