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「時間割に書いてある通り、俺の受け持つ授業は戦闘術だ。」
そう、五十嵐先生が戦闘術。俺は意外でならなかった。
教室は先生の一言で教室がさざめきだした。
「うっせーぞー。ここはモンキーパークじゃねーんだ」
中学の修学旅行で京都の嵐山へ行ったのは記憶に新しい。
おさるさんかわいい。
「まぁ、今日は初日だし授業説明だけな。」
よっぽど楽しみだったのだろうか、一部の生徒はとても残念そうである。
まぁ、そうだろう。今じゃ、魔法を使っていい場所なんて限られてる。
ましてや戦闘向けの魔法なんて、公共の場で使ったりしたら刑務所行きだ。
友達同士で魔法を見せ合おうなんてことにはそうならないだろう。
それに最近だと魔法を使った犯罪も増えてるしね。
「落ち着けお前らー。次からは実戦やるからー。わかるよー?その能力(ちから)を使いたくてうずうずする気持ち」
先生は授業中にも関わらずニコチンニコチンと呟き、タバコに火をつけた。
まったく…この先生は、こういうところが残念だよ。
で、魔法が使えない俺はこの時間何してればいいんだ。
こういうのってテストに出んのか?
俺も普通にテスト受けるのか?
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