★...出会い

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先生の話を聞く限り、魔法は大きく3つに分類される。 西洋魔法、東洋魔法、そして、欧米魔法だ 先生は一般的に使われている西洋魔法から説明した。 西洋魔法も種類別に分かれており、数は4つもあるらしい。 1つ目はフリックと呼ばれる呪文。呪文を唱え指を弾く。この一連の動作をすることで発生させる魔法だ。 ハリー○ッターを思い出してもらいたい。呪文を唱え杖を振るのがハリー○ッター。だが、フリックはこの杖の振る動作を指を弾く動作に置き換えるって言うとイメージがわくだろう。 ハリー○ッターがわからない人はすみません。 さらに、このフリックにも属性があり水、土、火、風、の4つに分けられる。 ここで先生が実践をしてみた。 「例えばだなー。右手に風、左手に火の属性を置くとしよう」 手には何も見えないが、そこには火と風があるらしい 「そして、こう唱えるんだ。【Flick:ファイアドラゴン】」 パチン 指を鳴らした先生の前からは火で出来たドラゴンが出てきた。ドラゴンのサイズは小さいが教室の天井付近を飛び回り壁にぶつかり消えた。 「ちなみにこれはまだ本気出してないぞー。俺が本気出したら学校燃えちまうからな…ハハハー」 冗談か本気かわからないことを言う先生だが、そんなことより俺は初めて見る魔法に釘づけだ。 さっきも言ったが魔法なんてめったに見れない。その点においては貴重な経験をしているのかもしれない。
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