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「起立、」
「やっぱいいや、各自終了な」
おい、正直礼の動作がめんどくさかっただけだろ！
先生はタバコの火を消してポケットから取り出した携帯用灰皿に入れた。
一応、先生という立場上タバコを校内で更すのはいけないとはわかっているらしい。
廊下でほかの先生に見られたら即職員会議だ。
ならやめろよ！
内心、そう突っ込まずにはいられなかった。
ぐったりと机に伏す俺…
と、ここで先ほど聞いたばかりの声が俺にかけられた。
「あ、おい佐藤ー」
「は、はい」
慌てて顔を上げるといつの間にか目の前には先生がいた。
「放課後職員室来てくれー」
職員室…なんでまた…
俺は頭にクエスチョンマークを浮かべていると、それに気づいた先生が奇妙な笑顔を見せいった。
「いいものあげるよ」
先生は不気味な笑みとタバコの臭いを残し教室から出て行った。
その後は魔法関係の授業が多かったがどれも先ほど話したような話ばかりだった。
俺は適当に授業をうけ放課後を待った。
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