★...余興

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翌朝、俺は朝一番で学校に向かい、先生を待ちこのシールの様なものについて詳しく聞くという算段を立てていた。 そして早く学校に着きたいがため近道をした。 そうそう、この細い路地に曲がって… あ。 しかし、ここで思わぬトラブルが発生。 人相の悪い輩数人に絡まれている女の子を発見したのだ。 よーし!ここで女の子助けてやるぞ! と、変に正義感を奮い立たせ、救出しようとするが逆に返り討ち。これは俺みたいな弱い奴の典型的パターンだ。普通なら回り道をしてでも回避していただろう。 しかし、だ。 そう、今まさに普通じゃないことが起こっている。絡まれているであろう女の子が知り合いだった場合はどうする? そこにいたのは、たぶん困った顔をしているであろう月島椎菜さんだ。 はぁ…と心の中で深い溜息をつき、救出へ向かおうとした。 その時 「お?助けに行くのかい?」 と、後ろから声が投げかけられた。 そこにいたのは俺と同じ制服を着た少年だ。 「俺のことは気にせずどうぞ」 と、にっこり笑う少年。 いやいや、行けって言われて行くような人じゃないから… なんて言ってる場合でもなく、構わず助けに行くことにした。
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