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｢いやー、回覧板を渡しにきただけなのに、すっかり長居をしてしまいまして・・｣
｢いいんですよ。お隣同士なんですから｣
｢しかし夕飯までご馳走になってしまい・・いや、ホントにありがとうございます｣
｢うちの子供たちもいつも話してるんですよ。｢おじさんにコマを教えてもらったー｣なんて｣
｢いやぁ、そう言っていただけると幸いですね｣
｢もうすっかり暗いですから、気をつけて帰ってくださいね｣
｢はい。とはいえお隣ですがね｣
｢あら、そうですね。また是非いらしてくださいね｣
｢はい、ありがとうございます｣
｢トマンナヨ！｣
｢え？はい!?｣
｢トマンナヨ！｣
｢え？止まるな？いや、でももう家・・｣
｢トマンナヨ！｣
｢いや、もう着いちゃい・・着きましたけど｣
｢ト マンナ ヨ｣
(また会いましょう)
｢え、｢泊まるな｣ってことですか？飯食っただけでもう泊まること考えてんの!?いや、考えてないですよ！隣に泊まるって！｣
｢トマンナヨ！｣
｢・・何で｢！｣まで付けて声高らかに言うの？もう帰りますよ。止まるっちゅーねん｣
｢トマンナヨ！｣
｢・・・すごい言うな。四回以上言ってるべ｣
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