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物と者は何が違うのか?
ある者は、それを魂の存在と唱える。
『物』に『魂』が結びついて初めて『者』になるというのだ。
――しかし、物と者との境目を安易にそう考えていいのだろうか?
――物に魂は存在しないのだろうか?
――物に魂はあるが、動けないだけなのでは?
――そして物に魂が存在すると仮定して、物が自分自身で運動をできるようになったとき、人間はどうなるのだろうか?どうされるだろうか?
……ただひとつ分かるのは、俺が者だということだけだ……
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