プロローグ

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目まぐるしく変わってゆく景色。 夏の日差しの中、頬に感じる心地良い風。 久しぶりに乗った自転車で坂道を下りながら、お気に入りの歌を口ずさむ。 いつもと変わらない平凡な日。 だけど二度と訪れない今日という日。 そんな日を、いつもと同じように迎える。 自転車を止め、たどり着いた建物を見上げる。 久しぶり、我が聖地! 心の中で、そう言ってみる。
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