平平凡凡

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「おい、佐藤」ぶっきらぼうに俺が問う。 『うわあっお前いきなり喋るなよ~ なんだよっ!』 このビビり男は俺の幼馴染み。 こいつは突然起こる出来事にめっぽう弱く、それがどんなに小さいことでもビビる。 「おい、佐藤」また俺は問う。 『な、なんなんだよ』ビビる佐藤。 「飴もってたりしないか?」 『は?も、もってねーよ』 「あっそ」 …会話終了。 『なんなの?ああっ!斉藤おはよ』 『おっはよーん あ桐ヶ谷じゃん』 「なあ、斉藤 いつもの飴くれ。」 『ああはいはい 飴ね はいよっ』 こいつは斉藤。 高校に入ってからの友達で、 まだ友達歴1ヶ月という浅さなのに俺が考えてることがうまい具合に伝わるようなそんな男だ。 多分気が合うし、相性がよすぎるのだろう。…(照 「さんきゅー ? 誰かさんと違って頼りになる」 照れ隠しにちょっと佐藤をいじる俺 『ね それえぐられるからやめて! てか、なんで朝っぱらから飴?』 ぎくっ 佐藤は見事にいじられることに反応したが 聞かれたくないことを質問してきやがった。 『あ~それはこいつさ~ ブラッ「はい。斉藤終わり。 いうんじゃ、ねーぞ?」 俺をチラ見し もったいぶりながらすらすらと話す斉藤に 俺は必死で凄んだ! だが… 『いやだね。俺の言葉 途中で止めちゃうとか論外。 佐藤、こいつな~朝っぱらから カッコつけてブラックコーヒー のんでるんだぜ~』 ぎくぎくっ う…うぅ負けたっっ! 全部バラしてしまったぁぁあ! するといじられ役の佐藤が 勘付いてしまったようで ニヤニヤしながら言い放った! 『えっwwまじかww で、あまりに苦いから斉藤に 甘いいちごの飴もらってんだ へ~ …かっこわる!!!』
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