命、ロープ、煙草

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何が起きているのか、わからない。 あの浮遊感の後、俺は草原にいた。 「なんなんだ、俺は死んだんじゃないのか?」 俺は首を吊った筈… ゆっくりと、思考する だから気づけなかった 背後に迫る二つの気配に ザッと何かが地を蹴る音、続いて背中に走る痛み 「イッ!、っつ、何だよ?!」 急いでその場を飛び退き振り返る そこには 「おお、かみ?」 二匹の狼がいた。 一匹は唸りを上げていり。 ソイツの口からは明らかに俺の血であろう赤い液が垂れている。 良く見ると何やら肉片のようなモノも。 もう一匹はソイツの後ろで臨戦体制をとっている 「あれ、俺の背中、か?」 片方の狼が加えているのは、状況的に……うん… しかし痛みがない、麻痺してるのか?
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