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何が起きているのか、わからない。
あの浮遊感の後、俺は草原にいた。
「なんなんだ、俺は死んだんじゃないのか?」
俺は首を吊った筈…
ゆっくりと、思考する
だから気づけなかった
背後に迫る二つの気配に
ザッと何かが地を蹴る音、続いて背中に走る痛み
「イッ!、っつ、何だよ?!」
急いでその場を飛び退き振り返る
そこには
「おお、かみ?」
二匹の狼がいた。
一匹は唸りを上げていり。
ソイツの口からは明らかに俺の血であろう赤い液が垂れている。
良く見ると何やら肉片のようなモノも。
もう一匹はソイツの後ろで臨戦体制をとっている
「あれ、俺の背中、か?」
片方の狼が加えているのは、状況的に……うん…
しかし痛みがない、麻痺してるのか?
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