命、ロープ、煙草

6/7
前へ
/20ページ
次へ
「ハァ…ハァ…ハァ…」 あれからしばらく、俺は偶然見つけた湖の近くで休んでいた 「久しぶりに全力で走ったな…」 ゆっくりと息を整え、湖に近づく とりあえず喉が乾いた 飲もうと、湖を覗き込んだ、が 「なん、これ?目が光ってる…」 そう、水面に揺らめきながら映る俺の顔。 大してカッコイイとも、ブサイクとも言えぬツラ これは変わりない ただ、目が黄色に光っている。 「六芒星、だな。意味が分からん」 黒目の中央にある、発光の元 それは六芒星の形をしている しばらく見つめていると、六芒星に変化が現れた。何やら文字になっていく わ、た、し、は、か、み、 あ、な、た、の、う、ん、め、い の、ひ、と いや、意味が分からない。 あ、な、た、は、こ、れ、か、ら、こ、ん、な、ん、に た、ち、む、か、う、こ、と、に、な、る
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加