独り

6/12
前へ
/45ページ
次へ
確かに水が流れている。 無数のヒトも一緒に。 川は赤く染まり、黒焦げのヒト ヒト ヒト… このとき、本当の 絶望 を知ることになる。 といって涙はでない。慣れというのは恐ろしい。 黒焦げの死体を見ても何一つ思わなくなった。 自分はなぜ今生きているのだろう? 今はこの疑問が頭から離れない。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加