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欺瞞だらけの世界の中で
明日には止むか
激しい雨
ふと見渡せば
誰もいない
期待はしないが
風も強くなる
淡い夢幻を抱けば
手を差し出し
助け求めても
見て見ぬふり
誰も振り向きすら
する筈なんてない
冬の寒さでさえも
心地好ささえ抱く世界
欺瞞にまみれた
この世界の中で
たった一人だけ
お前だけ信じられた
月もない闇の中
純白の光を放つ
汚れ一つない
お前だけは
唯一の希望
もしもお前が
夢諦めたら
俺が背を押す
そして支える
もしもお前が
道を踏み外したら
殴ってでも
必ず正す
共に突き抜けるか
あの人込みの中を
決して放さない
掴んだお前の手を
失いたくない
漸く辿り着いた
お前に会う為に
お前を護る為に
俺は生きてきた
欺瞞にまみれた
この世界の中で
たった一人だけ
お前だけ信じられた
月もない闇の中
純白の光を放つ
汚れ一つない
お前だけは
唯一の希望
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