ありがとう、そして…さよなら

1/1
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/78ページ

ありがとう、そして…さよなら

何度も何度でも言うよ "ありがとう" そして"さよなら" 子供の頃に憧れた アレもコレ一人で全部 美味しいものを一人占め そんなくだらない夢見てた だけど今は少し違う 一つの皿に盛られたものを 二人で分けて食べていたい 美味しいものを分けあって 一緒に食べれたらきっといい もう戻れないあの頃に 二人で分けた一つの皿で 二人でだから美味かった 今は一人で淋しくて 味なんてわからない 何度も何度でも言うよ "ありがとう" そして… 何度も何度でも思う 君だけは 笑ってて欲しかった 今、何度でも言うよ "ありがとう" そして"さよなら" いつだって君は 無邪気で子供みたいで わがままばかり言って 僕を困らせてた でも僕はそれが嬉しくて ちょっとした信頼感も 確かにそこにあった だって君が見せるその顔は 僕だけに見せてくれたから "君の為"なんてただの 自己満足でしかないよね 綺麗事だけいくら並べても 笑った君がいなくなるのが 怖くて仕方がなかった 何度も何度でも思う 無邪気に笑う 君が… 何度も何度でも言うよ "好きだよ" でもね"さよなら" 今、何度でも思う そこに僕が いなくてもいい ただ笑ってて欲しい 何度も何度でも言うよ "ありがとう" そして…"さよなら"
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!