優しい呪い

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優しい呪い

君は僕に"ノロイ"を掛けた それは切なくて辛くなるノロイ 所詮は迷信だと気にしないが なんでこんなに辛いの? 僕はどうしたのかな? いつも目覚める度に思い出す 君の笑う顔がいつも僕の 瞼の裏を過る なんて優しいノロイ 報われなくてもいい 君の事想う度辛くなる まるで優しいノロイ 君が掛けたノロイ 恐くない 君の心を知ったから 酷く傷つき涙する君に 僕はそっと手を差し伸べると 君は泣きながら手を握る 『ずっと側にいて欲しい』 君に"マジナイ"を掛けるよ 君がずっと淋しくないように "呪(ノロ)い"と書いて"呪(マジナ)い"と読むと 君だけにソッと話すよ "孤独"なんて言うなよ 僕がここにいるよ 絶対に一人になんてしないから 君と共にマジナイ 僕と二人でマジナイ この想い 君にどう伝えればいい? 君の涙の意味 哀しみわからなくて それでも僕は君の心 全部受け止める気でいるよ ただのきれいごとだけど 君を護りたくて ありったけの僕の想い伝えるよ まるで優しいノロイ 君を護るマジナイ いつまでも 君の側にいるよ いつでもいつまでも 君に届け"優しいノロイ"
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