あんなに好きって言ってくれたのに

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あんなに好きって言ってくれたのに

あんなに好きって言ってくれたのに 君の心に僕はもう いないんだね ある日を境に 君からのメールが来なくなった 少し前までは毎日のように 絶え間なく話してた筈なのに 直接君に尋ねてみても "今は忙しい時期だから"と 僕が送ったメールも殆んど なおざりにされてる気がする あんなに好きって言ってくれたのに 君の心に僕はもう いないんだね それでも僕は変わらず好きだよ 君がいれば僕はもう 何もいらないのに 何をきっかけでそうなった "他に好きなひとを探して"と 聞けば聞く程哀しくなるよ 君はどこか遠くを見てた あんなに好きって言ってくれたのに 今は別の方へ 向いているんだね どうすればいいのかわからない もうあの頃のように "大好き"とも言えない "別のひとに告白された" 困惑して君はそう言った "僕がいるから断れよ" そう言えば良かったのかな 何も言えずに… あんなに好きって言ってくれたのに 今はまるで何もないように たった一人で だったら僕の最後の強がり 君をフって背中を押せば 君は幸せになるのかな… 君は幸せになればいい そこに僕はいなくていい それでいい たった一人の帰り道 無情な雨が振り出した 涙を誤魔化すには丁度いい あんなに好きって言ってくれたのに あんなに好きって言ってくれたのに あんなに好きって言ってくれたのに…
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