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・好きならピンク・
でも、今まで義樹さんがピンクのカクテルを出したことは一回しかないって聞いた。
ああ、これは三代目白龍総長の亮さんから聞いた話だ。
亮さんは義樹さん大好き人間だからなぁ。
今でも仕事の合間にディアルカに来て義樹さんに絡んでる所を見る。
俺は気が気じゃない。
義樹さんもの凄く美形なのに鈍感だから困る。
「錦!義樹さんにチャーハン作ってもらった~!」
「そうかよ」
俺も何か頼みに行こうかな…
「なになに?嫉妬してんの?」
「馬鹿にしてんのか」
「違うって!ほら俺のカクテル見てみ?」
言われた通り竜二が持ってるカクテル見る。
「白、か」
「そうだよ~、普通だから!」
少し安心する。
白は普通だよな。
ついでに俺も白か透明しか出された事がない。
それでも亮さんは青いカクテル貰ってるからなぁ…
亮さん自慢してくるし、あの人なんだかんだ言っても凄い人だからなぁ…
すぐに俺が義樹さんの事好きだってばれた。
「俺応援してるからね~!」
そう言って俺の背中を叩いてくる竜二。
俺はそのまま立ち上がって義樹さんのところに行く。
「義樹さん」
「おお、錦どうした?」
「カクテルとオムライスくださ
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